”カフェインは大量に摂取すると死ぬ”
などこういった情報が飛び交っています。
日頃からコーヒーやエナジードリンクなどカフェインが含まれているものを、
私も摂取しています。
カフェインの致死量は、
一般的に200mg/kgとされており、体重50kgの人で10000mgという量となります。
ここまで達する人はあまりいないと思います。
しかし、アルコールにも強いor弱いがあるように、
カフェインにも強いor弱いがあるようですので、気を付ける必要性はあるかもしれません。
それに、私たちの身近にはカフェインの含まれているとものがわんさかあります。
知っておかなければならない知識の一つだと判断しました。
カフェイン
カフェインの効果は主に、
- 鎮痛作用
- 持久力(スタミナ)のアップ
- 眠気減退
- 気分高揚
- 集中力のアップ
- 運動能力のアップ
などがあります。
しかし、カフェインの摂り過ぎは中毒や依存性を引き起こすのです。
健康な成人であれば、カフェインの一日の摂取量の上限は400mgといわれています。
一般的に普段口にすることが多いコーヒーや紅茶であれば、3杯が限度になるでしょう。
朝・昼・夜と飲んでいれば限度となります。
カフェインが含まれているもの
- 玉露
- エナジードリンク(栄養ドリンク)
- コーヒー
- 抹茶
- ココア
- 紅茶
- ほうじ茶
- ウーロン茶
- 緑茶
- ダイエットコーラ
- コーラ
- 玄米茶
などなど、数えればキリがないくらいです。
それくらい私たちの周りにはカフェインの含まれている飲み物があるのです。
※このほかにもチョコレートや一部の医薬品などにもカフェインは含まれているものがあります。
上から玉露~玄米茶の順にカフェイン量が少なくなっていくように記載しました。
成分により微量ながら異なる場合もあるかもしれません。
また、コーヒーも飲み方、インスタントやドリップなどでカフェインの量は異なります。
玉露(120mg/100ml)が一番多くカフェインが含まれており、
玄米茶(10mg/100ml)が一番カフェイン量が少ないです。
コーラ(赤いオリジナルのもの)よりもダイエットコカコーラの方がカフェインが多く含まれます。
一日に250mg以上のカフェインを摂取すると、
夜中に目が覚める回数が多くなることが睡眠の研究により現在までに解明されています。
また、就寝前の5~6時間前にはカフェインが含まれている飲み物は控えた方がいいようです。
カフェインが含まれていない代表的もの(お茶)は、
- 麦茶
- 黒豆茶
- ルイボスティー
などとなります。
カフェインの摂取をしたくないといった場合はこれらの飲み物を選びましょう。
コーヒーに含まれるカフェイン
勘違いしやすいのがコーヒーに含まれているカフェインについてです。
コーヒーを飲むことでリラックスできると言う人はカフェインの効果と思いがちですが、
これは間違いで、コーヒーがリラックスできる理由は”香り”にあります。
”香り”はコーヒーに限らず、
精神的に落ち着かせることに密接に関係していることが、
あらゆる研究から解明されています。
妊娠中のカフェインの摂取
妊娠中の女性はカフェインについて非常に注意が必要です。
妊娠中にカフェインを多く摂取することは、
早産や流産、低出生体重児の原因になると考えられているからです。
イギリスの研究では、妊娠8~12週(2、3ヶ月)の妊婦を対象に、
カフェインと出生体重の関係を調べた結果が報告されています。
一日にカフェイン100mg以下の人との比較した場合
- 一日に100~199mgでは低出生体重児を出産するリスクが約20%高くなります
- 200~299mgでは約40%
- 300mgでは約50%
という研究結果が出ているのです。
妊娠中の女性は一日のカフェインの摂取量を100mgに抑えることが大切なこととなります。
しかし、細かいカフェインの摂取量については一概には言えないのです。
なぜなら、体重が関係する部分があるからです。
カフェインの研究
さらに、カフェインについては現在も色々な研究が日本を含め、各国でされています。
例えば
- ”カフェインの摂取は必要ない”
- ”カフェインを摂取することは健康を維持するのに必要”
- ”カフェインは妊娠などに関係ない”
などなど。
これまでのカフェインの研究を覆すようなことも言われていたりします。
私はカフェインの研究家ではありませんが、
いろいろと調べているうちにカフェインの摂取については必要ないのではないか?
と考えています。
一日の生活の中でカフェインを摂らないということは簡単ではないと感じます。
”起きたときや仕事の息抜きにコーヒーを一杯飲む”という習慣があるからです。
カフェインの含まれているものとは、
適度な距離・バランスをもって付き合っていくことが必要であることは明らかだと思います。