暑い夏が近づいてくると家の中でじっとしているだけで汗をかきます。
「そろそろクーラーのスイッチを入れようか迷う・・・」
という方がいると思います。
理由はクーラーは体に悪いと思っているからでしょうか?
確かにクーラーの風は自然の風とは違い”乾燥”しています。
クーラーの乾燥している風にずっと当たり続けると、
人は体温の調節機能が壊れてしまったり(あるいは低下)、喉の調子が悪くなったりします。
しかし、私はクーラーやクーラーの風自体が悪いとは思っていません。
問題となる原因は別の部分にあると思っています。
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人間は恒温動物
恒温動物とは何かというと、
常に体温を一定に保つように調整ができる動物です。
この”人は常に体温を一定に保つように調整ができる(しようとする)=体温調節機能”という機能が備わっています。
この人間の体温調節機能が夏場のクーラーと大きく関係しているのです。
クーラーで体温調節機能が壊れる
人の体温調節機能が壊れるというのは、
人間の体はもともと暑いところでは、体が体温の調節をするため、汗をかきます。
そして、かいた汗によって、体温を下げようとするのです。
しかし、クーラーの効いた部屋では通常、汗をかくことはありません。
この状態が毎日続くと汗をかく機能(汗腺)が使われないということも同時に続きます。
すると、体は汗腺の使い方を忘れてしまうのです。
人間と同じでたまにしかしないことはやり方を忘れてしまうのと一緒です。
これがいわゆるクーラー病(冷房病)や夏バテと呼ばれるものです。
医学的にはクーラー病という病気は存在しませんが現代病というものとなります。
つまり汗腺の機能が低下するということは自律神経がうまく働かなくなるということなのです。
こういった理由によりクーラーは体に悪いと勘違いされているのです。
クーラーは悪くない3つの理由
クーラーは体に悪くありません。
体に悪いと勘違いされている原因は解決できるものばかりです。
クーラーの風は乾燥している
◆1つ目は、クーラーから乾燥している風が出るというのは事実です。
乾燥している風というのは良くないことです。
しかし、乾燥している風が出ることによって、部屋が乾燥をするということであれば、
加湿器を併用することで解決できます。
日常的に汗腺を使う
◆2つ目は、汗腺を使わないことによって汗腺の機能が壊れる(低下する)ということは、
定期的に汗をかく(汗腺を使う)ことで解決できます。
一番簡単な方法は運動を習慣化することなのです。
毎日や二日に一回程度、軽い運動(ウォーキングやランニングなど)をすることで汗腺の機能は保たれます。
生活の中で無理せずに出来るだけ運動を取り入れることを心掛けましょう。
最悪でもまずは運動に興味を持つことが重要です。
参考記事
⇒ワンダーコアのCMまとめてみたついでに効果と口コミの考察もしてみた
室内と室外の気温差
◆3つ目は、汗腺が壊れる(低下する)のには、クーラーをつけた室内と室外との気温差にもあります。
かなり涼しい(寒い)ところから、有り得ないくらい暑いところへ。
この気温差が汗腺を壊してしまう原因にもなっているのです。
一般的に考える分かると思います。
体がびっくりするということです。
体にとっては”有り得ないくらいの暑さ”ではなく”有り得ないくらいの気温差”なのです。
常識では考えられないくらいの気温差なのです。
これにより自律神経(汗腺機能)がバグを起こすのです。
であれば、出来るだけ気温差を少なくすることで解決できます。
クーラー(室内)の27度と室外の27度では全く違います。
クーラーと扇風機orサーキュレーターを併用して、
クーラーの風を循環させることで部屋中を涼しく保つことができます。
クーラーはつけるべき
実際にはクーラーが悪いわけではありません。
クーラーの風に当たり過ぎが良くないのです。
クーラーが悪いわけではなく、しっかりとコントロールが出来ていない自分自身が悪いだけなのです。
最近の夏は本当に暑いです。
毎年毎年、史上最高気温の夏を記録更新していっています。
一昔前とは違うのです。
クーラーをつける人口が増えることによって外の気温が上がっている(室外機による熱風)という原因もあります。
しかし、そこに文句を言っていても仕方ありません。
順応していく必要もあるのです。
最近では、クーラーが体に悪いという間違った知識がまかり通っています。
確かに100%体に悪くないとは言えないですが、それは何事においても同じことでしょう。
”クーラーが体に悪いからつけない”
という理由で、ご年配の方が室内で熱中症になり死亡している例も多くなっています。
クーラーが体に悪いのではなく、
しっかりとした知識をもってクーラーを使用していないというだけなのです。
クーラーと上手く付き合っていくことが重要なのです。
それが本当の体のためなのです。
体の健康のことを考えるのであれば、体の中身から考えることも必要です。
毎日食事は誰もが必ずするでしょう。
⇒一日の三大栄養素の炭水化物・脂質・タンパク質の摂取量を知る
食べ物の栄養が体を作っているのは周知の事実です。
食べ物がどのように体を形成しているのかをわかっておくことは生きていく中でとても重要になるポイントだと思います。