体内(潜在)酵素は年齢を重ねる(加齢)とともに減少していきます。
これはいわば自然の摂理で仕方のないことなのです。
生きている限りみんなが同じです。
そして体内の酵素が減少していけば当然ですがこれまでと同じようには生活が出来なくなり必ず体のどこかへ悪影響が出てきて、それはいずれ表面化してきます。
ですから私たちは何らかの対策方法を考える必要があるのです。
体内の酵素が減少/不足することで表れる症状
体内の酵素が減少/不足することによって体にはさまざまな症状が表れてきます。
- 肌の荒れ/くすみ
- 便秘・下痢
- 疲れやすい/疲れがとれない
- 肥満/太りやすくなる
- 病気(風邪など)がなかなか治らない
- 食後すぐに眠気が襲ってくる
など、ざっくりと単刀直入にいうと体への健康面や美容面に悪影響が出てくるということになります。
※年齢を重ねる(加齢)ほどに体内酵素は減少していくことは事実ですが・・・年齢に関係なく体内の酵素が減少している時/不足している時というのは食事環境などによって誰にでも起こり得ることです。
上記の症状が当てはまる場合には酵素不足の恐れが考えられますので、普段からの食事環境/栄養バランスを考えて見直す必要があります。
体内の酵素量は30代を境目に減少する
体内の酵素量が一番多い年齢のピークは20代です。
しかも女性の場合は10代がピークとなっています。
その後に30代、40代、50代と年齢を重ねるとともに徐々に減少していく傾向となります。
60代以降になると20代の頃の約1/3以下ほどになるといわれています。
酵素は大きく分けると
- 消化酵素
- 代謝酵素
- 食物酵素
の3種類があります。
※因みに一部となりますがいくつかの酵素の種類を挙げると、
- 唾液に含まれるデンプン(糖質)を分解するアミラーゼ
- たんぱく質を分解するプロテアーゼ
- 脂肪を分解するリパーゼ
- 活性酸素を消去するカタラーゼ
などなど。
(実は酵素は3000種類以上もあるのです)
以下の記事にて詳しく「酵素とは?」でそれぞれ大きく分けた3つの酵素の働きについてまとめています。
⇒酵素とは栄養吸収の働きを助け、活動エネルギーを与える潤滑油
私たちが加齢とともに減少していく体内の潜在酵素は消化酵素と代謝酵素の2つとなります。
どんどんと減少していく潜在酵素をただただ傍観しているのはナンセンスですし、健康を考えるのであれば、対策を取らなければなりません。
減少する体内酵素を食物酵素の摂取で補う対策
人は生涯で生成できる酵素の量は予め決まっているといわれています。
※一生のうちに生成される酵素量には個人差があり、また1日で必要な酵素量にも個人差があります。
ですから年齢を重ねるとともに減少する酵素に対しては食物酵素の摂取を自らが補う以外の対策方法はないのです。
酵素が含まれる食べ物を参考までいくつか挙げておきます。
主に生野菜・果物・お刺身・お肉、ほかにもお味噌・ヨーグルトなどの発酵食品に酵素は多く含まれています。
食物酵素を摂取する際の注意点があります。
それは酵素はとてつもなく熱に弱いということです。
一般的に48度以上に熱を加えられた食物の酵素は死滅してします。
そのため火を通した食べ物には酵素は含まれません(失われる)ので覚えておきましょう。
年齢を重ねるとともに減少していく体内の潜在酵素ですが、将来の健康の為にも老若男女に関係なく普段から意識的に積極的に摂取していくことをおすすめします。
酵素の含まれる食べ物の栄養に気を配り/調理も考えるといった手間がありますが体のためにも心掛けていくことがとても大切です。
※現在の日本では欧米文化の発達によりジャンクフード(ハンバーガーやスナック菓子など)を多く口にするようになり食べ物からの酵素の摂取が極めて難しい食生活になっているという研究結果もあります。
そしてジャンクフードや脂っこい食べ物の消化には多くの酵素が必要となるため、酵素摂取のことを考えるとはっきり言って踏んだり蹴ったりなわけです。
まとめ
酵素が体に与える影響力がどれほど大きいものかがご理解頂けましたでしょうか?
この記事『体内酵素が年齢とともに減少する体への悪影響や対策方法』の要点をまとめておきます。
- 20代をピークとして(女性は10代)30代をさかいに年齢を重ねるごとに体内の潜在酵素は減少していく
- 酵素不足は体にさまざまな悪影響(健康/美容など)を及ぼす
- 自らが食物酵素を摂取することで体内の酵素を補うといった対策をしなければならない
「酵素とは?」の記事にもありますが・・・
酵素が減少していくことに関しては専門家による見解の違いがあります。
それは
- 『年齢を重ねることで酵素が減少していく』
- 『酵素が減少していくことにより人は老いていく』
といった考え方です。
どちらも人が生まれてから死ぬまでの間では酵素が減少していくことに関しては共通しています。
ですが人が老いていくことへの考え方が大きな違いなのです。
2の考え方では体内の酵素を十分に摂取/確保することによりアンチエイジングの効果もあるということです。
どちらにしても酵素が体にとって大変重要なものであるということに変わりはありません。
私自身は時間がある時(料理が出来るときなど)には生野菜やお刺身などの食品からも酵素を摂取することを心掛けています。
しかし・・・仕事などが忙しく時間がとれないといった場合などには市販されている酵素ドリンクを飲むことで酵素を摂取するという方法も併せてとっています。
そんな中で各社が販売する酵素ドリンクにはあくまで私がおすすめできるものとできないものとがあります。
私が市販されている酵素ドリンクの中で最も重要視している点は”無添加”であることです。