体が太る原因というものはいろいろとあります。
その中の一つに胃に負担をかけるということです。
胃に負担をかけることは健康にも悪く太る原因となります。
出来る限り太る原因は排除していくことがダイエット(痩せること)に繋がるのです。
胃に負担をかけないためには食べ物の消化時間を考えることが大切なのです。
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食べ物の消化時間
それぞれ食べるものによって消化時間は異なります。
- 炭水化物=約6~8時間
- たんぱく質=約4時間
- 野菜(繊維質)=約2時間
と普段から中心に食べているであろう食べ物のそれぞれの消化時間です。
胃に負担をかけないためにはそれぞれの食べ物の消化時間を把握して、起床~就寝(睡眠)までの1日の食/摂取の流れを考えていくことが必要です。
理想の1日の摂取タイミング
はじめに言っておきますがこれから紹介するのは理想の流れとなります。
本音だけで言うとこの流れを実行するのはかなり難しいと思います。
しかし1日の摂取タイミングとしては理想的な食べ方になります。
できるだけ意識して近いものにして頂ければ徐々に体の変化として表れてくるでしょう。
実行することは難しいですが意識することは可能です。
朝食ではでんぷん質が多い炭水化物を摂取する
でんぷん質を多く含む炭水化物は朝に摂ることがおすすめです。
消化時間も8時間とかなりの時間を要します。
基本的に炭水化物を夕食のタイミングで摂取することはNGです。
炭水化物を夕食で摂取することで太る原因となるのは火を見るより明らかですよね。
また起床してこれから仕事に向かうという人が多いと思います。
そのため体内にはこれから活動するためのエネルギーを溜めておかなければなりません。
したがって消化時間と活動エネルギーを溜めておかなければならないという観点から炭水化物は朝食で摂取するべきなのです。
昼食にたんぱく質を摂取する
消化時間に4時間を要するたんぱく質は昼食のタイミングで摂取するのがおすすめです。
ほとんどの人が仕事はお昼からも続くと思います。
ここでも十分な活動エネルギーは必要になってくるでしょう。
炭水化物を摂取しても構いませんが摂るなら少量です。
出来ればたんぱく質と炭水化物を同時に摂取することはおすすめできません。
それは繊維質であっても同様です。
異なる栄養素の摂取をする際は食卓に並ぶ一品一品の食べる順番にも注意して下さい。
⇒ダイエットや肉体改造には食べる順番が重要な理由
夕食では野菜(繊維質)のみの摂取
夕食では野菜(繊維質)のみの摂取となります。
夕食のタイミングで炭水化物やたんぱく質を摂取すると消化時間を考えると胃は休むことが出来なくなります。
あなたが寝ている間も胃は消化するために働いている状態が続くことになります。
さらに昼間は交感神経が主役となり胃は活発に働いていましたが・・・夜は副交感神経が主役となるため胃は日中ほどに活発には働くことはできないのです。
⇒肥満の原因はモナリザ症候群?改善方法に努めて痩せる体質へ
胃とあなたは別物ではありません。
胃もあなたの体の一部です。
あなた自身が十分に休むことが出来ていない状態となるのです。
それでは良質な睡眠をとることが出来ません。
良質な睡眠はダイエットには必要不可欠となります。
良質な睡眠をとるために体全てが休息の状態でなければならないのです。
さらに
夕食で炭水化物やたんぱく質を摂取すると、下手をすれば寝ている間中、胃の中には夕食で摂取した炭水化物やたんぱく質が存在したままになるのです。
※夜の副交換神経の働きでは消化しきれないという事態になるということです。
すると人の体温は36.5℃程度ですよね?
36.5度の体内では炭水化物(ご飯)やたんぱく質(肉・魚)は一体どうなるでしょうか?
おそらくあなたの想像で合っています。
腐敗していくのです。
体内で腐敗することでそれぞれが毒素として溜まることとなりニオイの強い(臭い)ガス/おならとして出やすくもなるのです。
もちろん体調不良にもなり問題が出てくることとなります。
まとめ
冒頭で書きましたがあくまで理想の1日の流れ/摂取するタイミングとなります。
この通り実践するのは一般的な生活を送っているかなり難しいと思います。
ですがこの流れの食べ物の摂取のタイミングが胃には一番負担をかけないものとなります。
しかし意識し過ぎることでストレスになるとそれはそれで胃に負担がかかることとなりますので無理をしてはいけませんよ。
目的は胃に負担をかけないということですから。
消化時間を考えて食べていてもストレスで胃に負担をかけていては身も蓋もありません。
実践するのはかなり困難ですが知識として知っているだけで意識することが出来ます。
毎日でなくても構いません。
たまに意識的に夕食は野菜中心にするというだけでも胃の負担は軽減されることになるのです。